- 十和田中央支店 法人営業課
- 稲部 洋星
Inabe Yousei - 2019年入行
- 十和田中央支店 法人営業課長
- 鹿糠 孝太
Kanuka Kouta - 2009年入行
成長への意欲に応えるプロクレアの社風
プロクレアホールディングスには、地域の未来を創るため、高い専門性を持つ多様な人財が揃っている。「こんなキャリアを歩みたい」「こういうプロフェッショナルになりたい」…そんな彼らの成長への意欲に応える環境が整っている。そこで今回は、同じ営業店で働く上司と部下に、主体的にキャリアを形成していく行風や、自身の成長、互いの仕事ぶりについて話を聞いた。
業務の分野は違っても
共通しているお客さまへの思い
尊敬する上司の背中に学ぶ
私が課長として十和田中央支店に配属になった時には、すでに稲部さんは十和田中央支店の2年目でしたね。そこから上司・部下として一緒に仕事をしているわけですが、稲部さんの最初の印象は、“いい意味で年齢を感じさせない仕事をする若手”、というものでした。お客さまと本音で踏み込んだやりとりをするって、ある程度の経験を重ねた行員でも意外と難しかったりするんですよ。でも稲辺さんはそれが自然にできる。生まれ持ったセンスがあるのかなと。そして落ち着いているように見えて、熱いハートを持っている人だなと思います。
ありがとうございます(笑)。鹿糠課長は、営業店でキャリアを積み、審査部でバリバリ活躍されていた“融資のスペシャリスト”、というのが私の印象です。素晴らしい経歴をお持ちだと聞いて、最初は少し緊張していたんです。でも、実際は部下の声に丁寧に耳を傾けてくれる、気さくで親しみやすい方でした。
そう言ってもらえるのは嬉しいですね。稲部さんはご実家が自営業だったことから、“挑戦したい人”を支える金融の仕事に興味が湧き銀行に就職したと聞きました。今まさに、そのような人を支える法人コンサルの担当をしていますが、仕事のやりがいはどう?
お客さまの事業性評価を行い、お客さまの事業が発展するようなご提案や、課題解決を行うのが私の仕事です。お客さまのニーズを引き出し、適切な提案、対応ができた時にやりがいを感じます。また、お客さまを深く知ることにより、青森の魅力を多面的に知ることができるのも面白く、毎日が充実しています。
お客さまの信頼を得てニーズをいかに汲み取ることができるか、そしてお客さまに最も適したサービスを提供できるかが、法人コンサル業務の醍醐味ですね。稲部さんは日々悩みながらも、アドバイスを真摯に受け止めて努力している。「成長したい」という意欲を感じます。
私はまだまだですが…、実は鹿糠課長のお客さまへの接し方や、案件の進め方をかなり参考にさせていただいています。しっかりと筋道を立てながら、最短で結論までたどり着くのがすごいなと。今までの経験や勉強が、スピード感や仕事の質に繋がっていると思うので、尊敬の一言です。
失敗から得るものも大切に
恐れず挑戦を
部下の考えを尊重し、成長を促す
私は常に、目の前のことだけでなく次のステップを想定するようにしています。自分の年齢、職責で求められることに応えるのは当然として、その一段上の目標を目指して仕事をするように意識してやってきました。だから、こうして課長として部下を持った時、自分の中で「こういう課にしたい」「部下をこうやって育てたい」という明確なビジョンがあります。
だから先々まで見通した冷静な判断と、的確なアドバイスができるのですね。課長はほかに、部下や後輩の育成で心がけていることなどはありますか?
いくつかありますよ。自己分析をしっかりさせること。それぞれの個性や価値観を受け入れ、それを活かせる環境を作り、新しい仕事にチャレンジさせること。結果だけでなくプロセスも重視し、大きな目標に至るまでの過程として評価すること、などです。失敗から得るものも当然あるので、固定概念や先入観に囚われず何事にも果敢に挑戦してほしいですね。
鹿糠課長は、最初から指示するのではなく、「稲部はどう思う?」とまず聞いてくれますよね。そのことで私も自分の頭で考え、意見を持つ習慣、そして相手に分かりやすく伝える力がついてきたと思います。外回りに帯同していただく時などは、行き帰りの車中でいろいろと話を聞いていただいています。
私は稲部さんとの車中のやり取りが結構好きですよ。「今日はどんな風に話そうと思ってる?」「この案件はどう進めるのがいいと思う?」など、考えを聞いた上で、もしプラスαのアドバイスや軌道修正の必要があれば指摘します。ですが自分で考えたことを言語化し、お客さまに伝える経験は重要なことだと思うので、基本的には本人の考えを尊重するようにしています。
そして、帰りの車内で反省会をするところまでがセットです(笑)。と言っても単なるダメ出しではなく、良かったところを評価していただきながら、今後どう修正していくかの的確なアドバイスなのですごく前向きなんです。
稲部さんはお客さまの懐に入るのが上手いです。例えば事業承継に関する課題は、どちらかというと銀行側からお客さまに働きかけるケースが多いのですが、稲部さんはお客さまの方から相談が寄せられます。これは日頃の信頼関係が構築されている証拠。その才能を活かして、もっと飛躍していってほしいですね。
会社の制度を活かせる
「人」そのものが強み
新たなキャリアビジョンに向かって
鹿糠課長は、年に1度募集のある「ジョブチャレンジ制度」を活用して本部の審査部へ異動されたと聞きました。自分もゆくゆくは本部業務で、違う目線での仕事をしてみたいと考えています。
私は入行してからずっと法人コンサル業務に従事していたので、その専門性をさらに高めたいという考えで手を挙げました。審査部では営業店から申請される融資案件を判断する役割を担っていましたが、スペシャリストの方が多い部署ということもあり、多くのことを学ばせていただき、新たな視点とスキルを身に付けることができました。その経験を活かし、より良い組織づくりを行っていきたいと思っています。稲部さんは今後、どのような部署に興味がありますか?
人材育成に関心があったので人事部へのジョブチャレンジを考えていたのですが、鹿糠課長のお話を聞いて、審査部に興味が湧いています。鹿糠課長のように専門性を磨いて、スピーディに判断できる豊富な知識を持った銀行員になることが目標です。
目標とされるのはとても光栄なことですね。審査部の業務は人材育成も担います。各営業店の業務に対し、審査部が主体性を持って関与し、営業店の職員に融資の考え方を伝えることで、職員の融資スキルが高まります。そのような点で、審査部でも稲部さんの関心が高い人材育成の経験ができると思います。稲部さん自身の経験を後輩たちに伝えて、稲部さんにしかできない人材育成をやっていってほしいですね。
課長を始め上司や先輩に育てていただいた恩を、今度は私が下の世代を育てることで還元するということですね。その好循環こそが、プロクレアホールディングの強みなのではないでしょうか。
そうですね。会社として、研修制度やサポート制度の提供はいくらでもできるけれど、それを活かすことのできる“人”がいるかどうかが一番大事だと思います。本当の意味での「成長できる環境」を作ることが、上司である私の使命ですね。今後も共に良い組織を作り、地域のために尽くしていきましょう。