変動する市場と向き合い、成長する。
- 市場国際部
- 中嶋 香織
- Nakajima Kaori
- 2015年入行
運用は難しいけれど面白い
真剣勝負の毎日
銀行では、預金と貸出金の差額の一部を運用し、収益へ繋げており、当行の運用資金は数千億円規模となります。市場国際部は、世界の主要な金融市場で国債、株式をはじめとする有価証券などへの投資を行っており、私は、国内債券の運用を担当しています。この業務は豊富な経験と専門知識が必要とされるため、ベテランが集う部署の中では私はまだまだ若手。日々勉強すべきことがたくさんあります。疑問に思ったことや分からない言葉があれば、必ずメモをとり、後で先輩に聞いたり自分で調べたりしながら毎日少しでも成長できるよう努力をしています。
業務のやりがいは、多くの市場関係者が経験したことのない、金利上昇局面において債券運用を担当していることです。運用に関しては、これという正解がありません。とても難しい局面だからこそ、ベテランも若手も関係なく意見を交わすことができて面白いです。
金融の力で
地域の暮らしを支えたい
私は「青森の発展に貢献したい」という志を就職活動の軸としていました。金融に絞らずインフラ系の企業などもチェックし、説明会に参加していました。そんな中で、生活に不可欠な「お金」を扱い、さまざな業種と携われる銀行の仕事にとりわけ関心を抱き、自分の志が実現できると感じた当行に入行を決めました。
余談ですが、私が大学進学する際に口座開設のため一人で当行の窓口を訪れた時、当時の窓口担当の方から「大学合格おめでとう。よかったね」と声をかけていただいたことがあります。それまでは銀行に対して畏まったイメージがあったのですが、とても気さくで、地域の人を大切にしている雰囲気を感じました。今思えばこの経験が、当行に魅力を感じたきっかけだったのかもしれません。
市場部門の
エキスパートになる
最も印象に残っている出来事は、2022年2月に地政学リスクにより相場が目まぐるしく変動した時のこと。冷静かつ機動的に投資方針を修正し、売買の判断を行っている上司や先輩方とは違い、私は初めての経験で状況の変化にうまく対応することができませんでした。この反省を活かし、6月に再び相場が変動した際は先々のことを見据えて冷静に対応するよう努めることができました。
尊敬する上司や先輩の背中を追いかけながら、今後は国内債券の運用だけではなく、市場のリスク管理も経験し、市場部門での経験を重ねていきたいと思っています。経営統合により、今後は2行分のノウハウが生き、専門性が高まり、シナジーが発揮されると思います。市場部門の担当者として、それらを吸収しプロフェッショナルな仕事を追求していきます。
入行後は古川支店に配属となり、3年間で個人コンサルを担当しました。支店では入行前に自分がイメージしていた「銀行の仕事」を経験し、銀行員としての考え方や基本的なスキルを培うことができたと思います。4年目から本部の市場国際部へ異動し、現在に至ります。
社会人になってからの運動不足を解消しようと、日常的に散歩をするようになりました。休日だけでなく平日も時間があれば40〜50分くらい歩くようにしています。あとは温泉も好きで、年に何回か温泉旅行へ行きます。最近では宮城の作並温泉に行き、のんびり癒やされてきました。東北や北海道にはまだまだ知らない温泉地があるので、時間を見つけて巡りたいですね。