2023年度下期 活動報告
省エネ推進運動への取り組み青森銀行
地球温暖化対策の一層の推進と省エネルギー対策の強化を図るため、「省エネ推進運動」に取り組んでいます。具体的には、空調機器設備、照明、パソコン・端末・コピー機等の節電等について定めた「省エネ推進運動のチェックリスト」を活用した省エネ運動の励行と徹底により、従業員一人ひとりが電力をはじめとするエネルギー使用量の削減に取り組んでいます。
2023年度は、同運動の取り組みにより、エネルギー使用量は原油量換算で前年度比55.37klの削減、消費原単位換算で前年度比0.82%の削減を実現しました。今後も積極的に「省エネ推進運動」に取り組み、気候変動対応等、環境に配慮した経営を推進していきます。
グリーン購入法調達基準適合の冷暖房設備導入青森銀行
2001年4月に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に示されたエネルギー消費効率などの基準に適合する冷暖房機器の導入を進めており、2023年度は3ヵ店で導入しました。
「小さな親切」運動の取り組み <車いすの寄贈>青森銀行
当行が事務局を務める「小さな親切」運動青森県本部では、2024年2月に青い森鉄道株式会社へ車いすを寄贈しました。
「小さな親切」運動青森県本部では、1999年以降、累計137台の車いすを寄贈しています(2024年3月31日現在)。
ペットボトルキャップのリサイクル収益金の寄付青森銀行
ペットボトル飲料のキャップを回収しリサイクルする取り組みを行っています。
従業員より回収したキャップは、(一社)エコねっと未来により収集され、国内のプラスチックリサイクル工場へ売却されます。そこで土木関係製品にリサイクルされ、再び有効活用されています。また、キャップをリサイクル工場へ売却した際の収益金については、発展途上国にワクチンを贈る活動をしているJCV(認定NPO法人世界の子供にワクチンを 日本委員会)に寄付されることにより、ワクチンとなってユニセフを通じて世界の子供たちのもとへ届けられています。
当行事務局では、2017年よりこの取り組みを行っており、2024年3月31日時点で累計228,880個(572.2㎏)のキャップを回収し、5,722円相当の寄付を行っています(キャップ800個でワクチン1人分の約20円と換算)。なお、プラスチックリサイクルにおいては、およそ1,802.4kgのCO2を削減しています。
弘前市の歴史的資源を活用した観光まちづくりに関する連携協定締結
プロクレアHD青森銀行みちのく銀行あおもり創生パートナーズ
2023年10月、プロクレアHD、青森銀行、みちのく銀行、あおもり創生パートナーズは、弘前市、弘前商工会議所との「歴史的資源を活用した観光まちづくりに関する連携協定」を締結しました。それぞれが保有する知的・人的資源等を活用し、観光・文化の振興で地域経済が好循環する仕組みづくりを目指してまいります。
みちのく銀行グループのSDGs宣言みちのく銀行
2021年4月、持続可能な開発目標SDGsの達成に向けた取り組みを推進するため、「みちのく銀行グループSDGs宣言」を策定しました。
地域金融機関として、地域の社会的課題の解決や環境問題への積極的な取り組みを通じ、SDGsの達成に貢献することを果たすべき責任と捉え、当行の取り組みに関する基本方針を「SDGsの達成に向けた基本方針」として定めています。
あおぎんSDGs私募債青森銀行
地域貢献および持続可能な社会の実現、ならびに地域におけるSDGs推進に貢献することを目的として、これまでのCSR私募債(寄贈オプション付私募債)をリニューアルし、2018年12月より「あおぎんSDGs私募債『未来の創造』」を取扱いしています。本商品は、同私募債を発行した際、発行額の0.2%相当額を当行が拠出し、発行企業の希望する学校や児童福祉施設、自治体等への物品寄贈等を通じてSDGsで定める17ゴールに貢献する内容となっています。
2020年10月からは「あおぎんSDGs私募債『医療従事者応援』」の取扱いを開始しました(2021年9月末取扱い終了)。本商品では、発行額の0.2%相当額を当行が拠出し、公益社団法人青森県医師会への寄付を通じて新型コロナウイルス感染症拡大の中、最前線で対応にあたっている医療従事者の方々を応援しました。
また、2021年8月より「あおぎんSDGs私募債『縄文のキセキ』(寄贈オプション付私募債)」の取扱いを開始しました。本商品は、発行額の0.1%相当額を当行が拠出し、縄文遺跡群の普及啓発・承継活動を行う団体への寄付を通じて、文化振興に貢献する内容となっています。
発行累計(旧CSR私募債を含む)(2017年7月~2024年3月)
発行企業数:281企業(社名非公表を含む)
発行累計額:264億2,000万円
みちぎんESG型私募債みちのく銀行
ESG経営(環境保全、社会的な課題の解決、企業統治・コンプライアンス等)に積極的に取り組んでいる企業に対して、社債発行時に発生する手数料の一部を引き下げするなど、「地域企業のESG経営の普及」を推進しております。
寄付型私募債『みちぎんMirai-e(みらいへ)貢献ボンド』においては、私募債発行に際して発行額の0.2%相当額を寄付金として拠出し、発行企業が指定した学校または自治体、各種施設等に対して、必要な物品等の寄贈を行っています。
金融リテラシー向上支援青森銀行みちのく銀行
地域における金融リテラシー向上支援の一環として、従業員が地域の学校等を訪問し、金融や経済の仕組みを分かりやすく解説する「出前授業」を実施しています。また、社会の中で銀行が果たす役割などを理解してもらうため、地域の団体や学校向けの「銀行見学会」を行っています。2023年度下期は次の通り実施しました。
「出前授業」
〈青森銀行〉
2023年11月 | 青森公立大学 |
青森県立名久井農業高校 | |
八戸市立東中学校 |
〈みちのく銀行〉
2023年10月 | 青森県立八戸西高校 |
11月 | 青森県立弘前南高校 |
青森市立甲田中学校 |
「銀行見学会」
〈青森銀行〉
2023年10月 | 鶴田町立鶴田小学校 |
東北町立東北小学校 |
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青森市立堤小学校 |
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むつ市立むつ中学校 |
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2023年11月 | 青森市立浜館小学校 |
〈みちのく銀行〉
2023年10月 | 鶴田町立鶴田小学校 |
青森市立造道小学校 |
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青森市立金沢小学校 |
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弘前市立岩木小学校 |
「エコノミクス甲子園」青森大会の開催プロクレアHD
楽しみながら金融知力を身につけることができる、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」青森大会(2023年12月)、全国大会(2024年2月)をサポートしました。次代を担う若年層への金融教育の充実に取り組んでいます。
法人FA青森銀行
地域のお客さまにより付加価値の高いサービスを提供するため、2011年10月より行内資格「法人FA (ファイナンシャルアドバイザー)」の育成を実施しています。
法人FAは、ソリューション営業力の強化と法人営業推進者の育成を目的として創設し、2023年12月、第15期生として10名が認定され、3月31日現在120名の認定者を県内外の本支店に配置しています。
法人FAの活動を通じ、お客さまが抱える様々な経営課題の解決に向けた提案を行い、お客さまとの信頼関係の深化を図ることにより、地域経済へのさらなる貢献を果たしていきます。
マネーカウンセラー青森銀行
個人のお客さまの資産運用に関するご相談を承る行内資格「マネーカウンセラー」の育成を2008年より実施しています。2024年2月には第19期生12名が認定され、3月31日現在173名の有資格者が県内外の本支店でコンサルティング業務に携わっています。
マネーカウンセラーは、ファイナンシャル・プランニング技能士などの公的資格を持ち、専門の教育を受けた資産運用の担当者です。お客さまのライフプランなどをじっくりと伺い、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドのコンサルティングを行っています。
ローンアドバイザー青森銀行
お客さまのローン検討プロセスに的確なアドバイスと情報提供を行う行内資格「ローンアドバイザー」および「シニアローンアドバイザー」の育成を、2016年より実施しています。2024年2月には第9期生としてローンアドバイザー4名、シニアローンアドバイザー2名が認定され、3月31日現在、認定者数はローンアドバイザー90名、シニアローンアドバイザー54名となっています。
SDGs取組評価サービス青森銀行みちのく銀行
青森銀行は2022年6月より、みちのく銀行は同9月より、事業者さまのSDGsへの取り組みを支援するSDGs取組評価サービスの取扱いを開始しました。
このサービスでは、事業者さまのSDGsの取り組み状況をヒアリング、評価のうえ「フィードバックシート」を提供するほか、「SDGs宣言書」の策定支援を行います。サステナビリティへの関心が高まっているなか、本取り組みを推進することにより、企業価値の向上や持続可能な経営を支援しています。2024年3月31日現在、青森銀行では327社、みちのく銀行では237社の「SDGs宣言書」の策定を支援しました。
「青函水産業応援マッチング商談会」の開催青森銀行みちのく銀行
2023年12月、青森銀行とみちのく銀行は「青函水産業応援マッチング商談会」を開催しました。中国の日本水産物禁輸措置を受け、販路確保等の対策が必要となった水産関連事業者14社の販路拡大や成長支援をサポートしました。
「ベストマッチ・オンライン商談会~九州エリア編~」の開催青森銀行みちのく銀行
2024年1月、青森銀行とみちのく銀行は青森県産品を取扱う中小企業の販路拡大のため「ベストマッチ・オンライン商談会~九州エリア編~」を日本政策金融公庫と共催しました。両行の取引先15社が九州地区の小売業者等5社に自社商品の魅力をPRしました。
「国内バイヤー招請輸出商談会」の開催青森銀行みちのく銀行
2024年1月、青森銀行とみちのく銀行は日本貿易振興機構(JETRO)青森貿易情報センター、青森県商工会連合会、青森県と共催し「国内バイヤー招請輸出商談会」を開催しました。様々な国や地域に販路を有する国内商社7社のバイヤーを招請し、海外への販路開拓を目指す県内の食品関連事業者を支援しました。
コンサルティング事業部によるGAP(※)認証取得のサポートあおもり創生パートナーズ
青森県の基幹産業である農林水産業の振興に向けた取り組みを強化するため、アグリビジネスに精通するコンサルタントを、あおもり創生パートナーズ(以下「ACP」)のコンサルティング事業部に配置しています。ACPでは青森銀行・みちのく銀行の営業店と連携しながら様々な取り組みを展開しており、コンサルティング事業部には「JGAP認証」「ASIAGAP認証」「グローバルGAP認証」の取得をサポートできるコンサルタントが複数名在籍しています。2024年3月31日現在、県内農業および畜産業の法人17社(32農場)がACPのサポートを通じて認証取得に至っています。
(※)GAP 「Good Agricultural Practice」の略称で、農畜産物の生産工程で生産者が守るべき管理基準とその実践のこと。この取組を実践する農場に対して、JGAP・ASIAGAP・グローバルGAPなどの第三者審査による認証取得制度がある。
<GAP認証取得事業者 2023年10月~2024年3月>
2024年1月 あおもり南部ファーム株式会社(グローバルGAP/ながいも)
障がい者就労グループ「わくわくサポート」について青森銀行
2021年7月、障がい者の能力発揮と雇用促進を目的として、障がい者就労グループ「わくわくサポート」を設置しました。2024年3月31日現在12名が「わくわくサポート」のメンバーとして活動しており、各メンバーの適性や能力に応じて紙資料のPDF化や環境整備作業等に取り組んでいます。今後も、障がい者の雇用および職場での活躍を促進していきます。
障がい者チーム「Pastel」の活躍みちのく銀行
2014年2月、障がい者雇用の取り組みとして「Pastel(※)(パステル)」を発足しました。
Pastelでは、個々人の成長を第一に考え、担当する職務の難易度を少しずつ上げていくことでスキルアップを図り、活躍するフィールドを広げられるような職場環境を目指しています。多様な人材がそれぞれの能力を最大限発揮し、自分らしく活躍できる社会の実現を目指す活動が評価され、2022年9月には「障害者雇用優良事業所等表彰における厚生労働大臣表彰」を受領しました。また、得意分野を生かし、アビリンピック(障害者技能競技大会)では毎年上位入賞者を輩出しています。
Pastelは2024年3月31日現在29名が在籍しており、今後も業務範囲を広げ、活躍できる仕組みづくりを実践していきます。
(※)「P」Parsonal 「個性」を生かして、「A」Assist「手伝い」で補いながら、「S」Support「助け合い」ながら、「Te」Team「チーム」みんなで、「L」Learning「学び」を深める。
「公益財団法人みちのく・ふるさと貢献基金」の活動みちのく銀行
地域振興および地域貢献活動を行っている個人、団体、企業への支援を目的に、「公益財団法人みちのく・ふるさと貢献基金」が継続的な助成活動を行っています。
2023年10月に「2023年度教育・福祉・環境助成事業」の認定証書を9先へ贈呈しました。また、2024年2月に「2024年度地域振興助成事業」の認定証書を3先へ贈呈しました。